AIグラビア実践編
前回はSeaArt.AIを使って 西谷麻糸呂さんのInstagram画像を目標に、単純ではない衣装とポーズのプロンプトの指定方法を検討しました。
今回も 西谷麻糸呂さんのInstagram画像を目標により実践的なAIグラビア生成に挑戦します。その中でネガティブプロンプトの使い方とAIに強く認識して欲しいワードを強調する方法を検証します。
SeaArt.AIの魅力
- プロンプトは日本語でも入力可能
- AI画像の生成は無料(1日あたりの画像生成数に制限あり)
- スマホ、パソコンから操作可能
▼ SeaArt.AIにログイン https://www.seaart.ai/home
今回のイメージグラビアとAIグラビア
今回目標とする西谷麻糸呂さんのInstagram画像はこちらです。
▼ イメージグラビア
今回の画像生成のポイントは自撮りの角度とクローズアップされた上半身です。
プロンプトの入力
プロンプトはグラビア生成のお守り、人物、衣装、アングル、背景の順に設定しました。
① お守りプロンプト
8K | 8K画像のような |
best quality | 最高品質 |
masterpiece | 傑作 |
photorealistic | 写真のようにリアルな |
realistic | 現実的な、写実的な |
ultra high definition | 超高精細 |
ray tracung | 光線追跡法 |
② 人物のプロンプト
japanese female | 日本人女性 |
stabding posture | 立った姿勢 |
lean forward posture | 前のめりの姿勢 |
above the knee | 膝より上 |
close-up of fece to breasts | 顔から胸にクローズアップ |
イメージグラビアは立って腰を曲げた姿勢なので「stabding posture」「lean forward posture」と、写真の約7割が顔から上半身であるため「above the knee」「close-up of fece to breasts」と入力しました。
③ 衣装、アングル
black bikini | 黒いビキニ |
selfie shot | 自撮り写真 |
desk and chair in the back of the screen | 画面の後ろに机とイス |
衣装は黒いビキニなので「black bikini」、自撮りをしているので「selfie shot」、後方の机とイスも入力しました。
▼ 水着のデザインを表すプロンプトを詳しく説明!
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モデル「kisaragi_mix」で画像生成
まずはモデル「kisaragi_mix」で画像を生成してみて、最適なプロンプトを検討します。
▼ 画像モード:超HD
なんと4分の3がNSFW画像となってしまいました。プロンプト自体は普通のものだと思ったのですが・・・。このようにAI生成が思い通りにならなかった場合は、ネガティブプロンプトとプロンプトの強調が有効です。
画像がピンク色になっているのは「NSFW画像」であることを示しています。NSFW=Not Safe For Workであり、職場で閲覧するには不適切な画像であるという意味です。グラビア画像ではどうしても意図しないNSFWが生成されてしまうことがあります。SeaArt.AIでは上図のようにNSFW画像は表示されないようになっています。
ネガティブプロンプトの使い方
プロンプトには生成して欲しい画像の特徴、ネガティブプロンプトには生成してほしくない画像の特徴を書き込みます。今回はNSFW画像を生成して欲しくないので、ネガティブプロンプトの欄に「nsfw」と入力しました。
▼
ネガティブプロンプトに「nsfw」を入れることでNSFW画像は2分の1まで減りました。さらにプロンプトを強調することができる( )を使ってみます。
▼
ネガティブプロンプトの「nsfw」を( )で括ることで強調され、NSFW画像は4分の1まで減りました。
ポーズの強調
NSFW画像は減らすことができましたが、肝心のグラビア画像の完成度はイマイチです。まず、腰を倒した前屈みの姿勢になっていないのと、自撮りっぽさが足りないので ( ) を使って強調します。
▼ (lean forward posture) と (selfie shot) を強調
ここでさらに強調する(( ))を使ってみます。
▼ ((lean forward posture)) と ((selfie shot)) をさらに強調
もう一押しで顔から上半身のクローズアップも強調してみます。
▼ ((close-up of fece to breasts)) を強調
AIグラビア完成
右下画像を写真アプリで左右を反転させて、イメージグラビアと並べてみます。
頭の傾きや体の向きなどズレているところはありますが、強調を使わなかった場合に比べるとかなり近いAIグラビアを生成することができました。
今回はプロンプト・ネガティブプロンプトの強調方法とその効果を検証しましたがいかがだったでしょうか。これまでの記事でAIグラビア生成の超基本はおしまいです。
次回以降はプロンプトの比較・モデルの比較などよりステップアップした内容を説明します。
それではまた!