スマホで作るAIグラビア 応用編 モデルとLoRA
こんにちは、より良いAIグラビアの生成を追求する管理人の ”グライ” です。本記事は SeaArt.AI で検証を行なっていますが、他の画像生成AIでも応用は可能なのでぜひ参考にしてください。
今回もスマホから簡単にAI画像を生成出来るSeaArt.AIを使ってAIグラビアを作ります。実践編②では「モデル」と「LoRA」の相性を検証します。
管理人はモデルに kisaragi_mix をよく使用しています。civitaiで kisaragi_mix の説明を確認すると
リアル系マージモデルです。日本人を始めとするアジア系の再現ができるように調整しています。特にjapanese doll likenessとの親和性を意識しています。
と説明されています。本記事では上記説明にあるLoRA「JapaneseDollLikeness (v1.5)」とkisaragi_mixの相性を検証していきます。
SeaArt.AIのポイント
- プロンプトは日本語でも入力可能
- AI画像の生成は無料(1日あたりの画像生成数に制限あり)
- スマホ、パソコンから操作可能
▼ SeaArt.AIにログイン https://www.seaart.ai/home
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モデル kisaragi_mix と LoRAの使い方
SeaArt.AIのモデルとLoRAの使い方をおさらいしておきます。
モデルは右端の矢印をタップして選択、LoRAは右端の+ボタンを押して選択できます。LoRAは赤丸の部分の数字を変えることでLoRAの影響力を調節できます。
今回はこのLoRAの影響力を比較していきます。
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LoRAの強度と生成画像
今回はグレーのノースリーブニットを着た日本人女性を生成します。
コピペ用プロンプト
(((photographrealistic))), ((realistic)), (best quality), (masutepiece), (ultra high definition), ((one japanese female)), (super fine face), high definition face, high definition finger, ((tight-fitting light gray sleeveless sweater)), closed mouth, smile, bedroom, upper body, long shot
【画像生成条件】 モデル:kisaragi_mix モード:デフォルト 画像モード:超HD LoRA:JapaneseDollLikeness (v1.5)
LoRAなしと強度0.2
まずはLoRAを使用しない場合(左)と強度0.2(右)の比較です。
LoRAを使用していない画像は全体が少し光を浴びてぼんやりしたような感じになっていますが、強度0.2になると顔がくっきりしたように見えます。
LoRAなしと強度0.4
ここから強度を0.2ずつ変えてLoRAを使用しない場合(左)と強度0.4(右)の比較です。
LoRAの強度が0.4になるとグッと雰囲気が変わったのがわかります。肌の質感がより艶やかになってグレードアップしてますね。
LoRAなしと強度0.6
さらに強度を0.2上げてLoRAを使用しない場合(左)と強度0.6(右)の比較です。
目・口・胸などのパーツが大きくなっています。LoRAなしとの差は明確ですね。
LoRAなしと強度0.8
続いてLoRAを使用しない場合(左)と強度0.8(右)の比較です。
かなり目・口・胸が大きくなっています。ここまでくると少しLoRAの影響が強すぎるかなという印象です。
LoRAなしと強度1.0
最後はLoRAを使用しない場合(左)と強度1.0(右)の比較です。
だいぶ強調されましたね。目鼻立ちがはっきりした画像を希望する場合は強度を上げた方が良いですが、ナチュラル感を出したいなら0.6程度にしても良さそうです。
まとめ
モデル「kisaragi_mix」とLoRA「JapaneseDollLikeness (v1.5)」と相性を検証しました。kisaragi_mixだけでも良い画像は得られますが、JapaneseDollLikenessを使うとよりリアルで鮮やかな画像が得られることがわかりました。
強度を変えることで生成される画像も変わるのでお好みの強度を見つけてみてください!